■ 資金調達の目的、経緯
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バブル崩壊後の経済低迷、中国等の低価格輸入部品との競合等による売上の低下にもかかわらず、リストラクチャリング(事業の再構築)を進めて品質を維持しながら乗り切ってきたが、受注減少に対応したリストラクチャリングにより、財務体質が低下していたことが問題であると考えていた。
銀行の融資姿勢は悪くないが、長期の資金には消極的であり、手形の割引で短期の資金繰りを対応していた。
毎月の資金繰りを考える経営ではなく、安定した資金調達が可能となれば、経営に専念でき、上向いてきた受注の波に乗れると考えていた。そんな折に、入間市商工会が受託した「まちの企業家資金調達マッチングモデル事業」に関心を寄せ、それに応募することにした。
その事業に数社手を挙げたが、他の企業は決算書等を第三者に見せなければならないことに躊躇し、同社のみが選考に残った。
従業員・協力会社に会社の状況・業績を説明してきた経緯があり、第三者に決算書類等を開示することに抵抗がなかった。事業計画を添付した「少人数私募債発行説明書」を作成のうえ、知人・友人・従業員・主な協力工場の約45名に送付し、投資家説明会に21名の参加を頂いた。
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■ 少人数私募債の発行条件
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少人数私募債の概要は次の通り。
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発行総額 2500万円 |
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利率:3%(利払年2回) |
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償還期間:3年一括償還 |
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一口金額:100万円 |
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引 受 者:11名(親族3名、従業員2名、協力工場3名、知人3名) |
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発行時期:平成15年12月 |
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社長の言葉
受注手形の割引という資金調達から長期固定の社債に振替わったことにより、資金繰りが楽になった。 毎月の銀行とのやりとりなどの事務作業から開放され、地理的に遠い銀行へ足を運ぶ必要がなくなったことも大きい。
少人数私募債の発行が日本経済新聞に記事として取り上げられたことで、銀行が同社を高く評価するようになったようだ。ゼロ金利に近いような条件を持ってくる銀行が出てきている。
投資家の多くが近所に住んでいる方なので、自ら利払いを持参し、その行動が投資家に信頼感を増幅させ、高利回りを実感させる機会となっている。
3年後の償還時には私募債の発行総額を増額し再発行しなければ需要に対応できないと考えている。
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